「建設現場で一生懸命に働いた」ただ、それだけなのに。 アスベストのせいで、私たちは大切な人生を奪われました。
命を、健康な体を奪ったことをあやまってください。 私たちが受けた苦しみを、つぐなってください。 これ以上、アスベスト被害で苦しむ人を、生み出さないでください。
あやまれ、つぐなえ、なくせアスベスト被害 国と企業は被害者に謝罪と救済を!
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アスベスト被害
アスベスト(石綿)は、繊維状の天然鉱物です。熱や薬品に強く摩耗に耐えるなどの特性があることから、燃えない「奇跡の鉱物」といわれ、建設、造船、鉄道、発電所、製鉄所をはじめ多くの産業で建設資材や工業材料として使用されてきました。
しかし、アスベストの繊維を吸い込むと、肺の奥にまで入り込み、数十年後にガンになる恐れがあることが分かっています。吸っていたことを忘れた頃に発症するため、アスベストは「静かな時限爆弾」と呼ばれて恐れられています。2005年以降、毎年1000人前後の人々がアスベストによって肺ガンや中皮腫になったとして労災認定されています。
アスベスト訴訟
建設作業を行う際に、アスベストを含んだ建材を使用したことにより、アスベストを吸い込み健康被害を受けた建設作業従事者とその遺族が、アスベストの危険性を知りながら建材を製造、販売し続けたメーカーと、規制を怠ってきた国に対し損害賠償を請求している裁判です。 全国6地域(北海道、東京、神奈川、京都、大阪、九州)で、700人を超える被害者や遺族が裁判と闘っています。
原告の活動
理不尽な人災を招いた建材製造企業と国の責任を明確にする事で、全てのアスベスト被害者の救済とノンアスベスト社会の礎を築くことに繋がる。そう信じ、私達は困難な裁判に立ち上がりました。
提訴から早や11年。この仕事を一日でも早くやり遂げることが、志半ばで逝ってしまった幾多の建築職人と私たちの願いであり、決意です。
私たちの要求
- 建設アスベスト被害者補償基金の創設
- 労災認定と給付の改善
- アスベスト疾患の治療法の研究と診療の充実
- 従事者と住民のばく露対策の強化