最高裁判所にて国と建材メーカーの責任が確定
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最高裁判所第1小法廷は、5月17日建設アスベスト訴訟(神奈川1陣、東京1陣、京都1陣、大阪1陣)について、国と建材メーカーの責任を認める判決を言い渡した。
最高裁判所第1小法廷は、すでに東京1陣、京都1陣、大阪1陣において国の上告をを不受理としており、労働者のみならず「一人親方および中小事業主」に対する国の責任を確定していた。
また、京都1陣、大阪1陣において、健在メーカーらの上告を不受理としており、高いシェアのある建材メーカーの共同不法行為責任が確定した。
今回の判決は、これらを前提として国の責任期間や違法事由、一人親方等に対する国の責任を認める法理等を明らかにするとともに、建材メーカーの責任期間や注意義務の内容、共同不法行為責任の法理等を明らかにした。