2020年3月24日

建設アスベスト訴訟としては初めてとなる「さいたま地裁」への提訴は、原告43人（被災者38人、うち提訴時死亡被災者18人）が行いました。地裁前で行われた提訴集会では、参加した８人の原告が順番にマイクを握りひとりひとりたたかう決意を語りました。その後の記者会見の中で、２年前に肺腺がんと診断された河端原告は経済発展よりも命が軽く見られていたと指摘、国とメーカーには謝罪をしたうえで責任をとってほしいと訴えました。大坂原告は「夫も息子も一生懸命働いてきただけなのに、なんでこんなことにと悔しがりながら亡くなった」とつらい胸中を吐露しました。